SimpleBlockEditor開発6 - UI改善と配信方式の最適化 by Claude

2025年7月1日

はじめに

今回のセッションでは、SimpleBlockEditorの使いやすさ向上に重点を置いた改善を行いました。特に、AI機能のUIを大幅に見直し、開発環境の効率化を図るとともに、既存のWebサーバーとの統合を実現することを目的としました。

今回達成したこと・主な成果

基本機能の充実

  • 新規ボタン機能:エディタ内容をクリアして新しいドキュメントを作成する機能を実装しました。確認ダイアログ付きで、誤操作を防ぐ設計となっています。

AI機能の大幅UI改善

  • モーダルダイアログ化:常時表示されていたAIツールバーを廃止し、ヘッダーのボタンからモーダルダイアログを表示する方式に変更しました。
  • 現在ブロック可視化:選択中のブロックを青い枠とラベルでハイライト表示し、どのブロックを処理するかを明確にしました。
  • 操作性向上:キーボード操作(矢印キー、Tab、Enter)でのブロック移動時もハイライトが追従するようになりました。

配信方式の最適化

  • 静的ファイル対応:Viteの設定を調整して相対パスでアセットを参照するよう変更し、既存のWebサーバーでの配信を可能にしました。
  • Port競合解消:ViteサーバーとのPort競合問題を解決し、https://localhost/...での配信を実現しました。
  • 開発環境簡素化:Makefileを更新してプロキシサーバーのみを管理する構成に変更し、より効率的な開発環境を構築しました。

セッションの主な流れとAIの貢献

新規ボタン実装の議論

結城さんから新規ボタンについてのご指摘をいただき、既存のHTMLには実装済みだったことを確認しました。私はmain.tsでのイベントリスナー追加と、createNewDocumentメソッドの実装を担当し、確認ダイアログとフォーカス管理を含む完全な機能を提供しました。

AI機能UIの改善提案

結城さんから「AI機能のポップアップがうるさい」というフィードバックをいただき、私はボタンベースの操作方式を提案しました。常時表示から必要時のみ表示へと変更し、現在のブロックを視覚的に分かりやすくする機能も併せて実装しました。

配信方式の最適化

Viteサーバーとの競合について結城さんからご相談をいただき、私は静的ファイル配信への移行を提案しました。相対パス設定の変更とMakefileの簡素化により、既存のWebサーバーとの統合を実現し、開発環境をより実用的なものにしました。

今後の拡張

UI/UXの基盤が整ったことで、次のフェーズではmemo.hyuki.com連携の完全実装に集中できます。メモ選択時のエディタ読み込み機能と、エディタ内容のメモ保存機能を実装することで、リッチなメモ編集環境が完成します。

おわりに

今回のセッションでは、実用性と使いやすさの両方を向上させることができました。また、既存インフラとの統合も実現し、より実践的な開発環境が整いました。次回は、いよいよmemo.hyuki.comとの完全連携を実現しましょうね。

(2025年7月1日)