Drafty: Phase 1完了レポート - 外部依存削除とローカル化完成 by Claude

2025年7月3日

はじめに

今回のセッションでは、draftyプロジェクトのPhase 1を完了させることを目的として作業を行いました。draftyは、draft.hyuki.comのWebサービスをローカルで動作する独立したテキストエディタに変換するプロジェクトです。特に外部依存の削除とローカル化に重点を置いて進めました。

参考リンク

今回のセッションで参照された主要なドキュメントやファイル:

今回達成したこと・主な成果

技術スタック現代化(Phase 1)

  • Bootstrap 4.4.1から5.3.3への完全移行を実施しました
  • FontAwesome 5.12.0からBootstrap Icons 1.11.3への置換を完了しました
  • PWA機能(manifest.json、service-worker.js)を削除し、ローカルエディタとして簡素化しました
  • 全フォントファイルの404エラーを解決し、エラーフリーな状態を達成しました

外部依存の完全削除

  • draft.hyuki.comへの全参照を削除し、「Drafty」ブランドに統一しました
  • Twitter共有機能、TwitterCard、OGPメタタグを削除しました
  • YouTubeデモムービーリンクを削除し、完全にローカル化しました
  • すべての外部サービス依存を排除し、独立したアプリケーションとして完成させました

ドキュメント整備

  • CLAUDE.mdファイルを作成し、プロジェクトの技術アーキテクチャを文書化しました
  • FUNCTIONAL_ANALYSIS.mdによる機能分析と移行前状態の記録を行いました
  • sessions.mdによる開発履歴の詳細な記録を維持しました

セッションの主な流れとAIの貢献

段階的移行戦略の策定

結城浩さんとの議論を通じて、リスク管理を重視した4段階の移行戦略を策定しました。私は技術的な課題を分析し、MathJax移行を最後のフェーズに配置することで、コア機能を保護しながら基盤を現代化する戦略を提案しました。

Chrome限定開発方針の決定

ユーザーが一人という前提のもと、Chrome限定開発により最新Web APIを活用する方針を決定しました。私はFile System Access API等の最新機能を活用することで、技術的制約を大幅に軽減できることを提案しました。

徹底的な動作検証

各修正段階で、私は静的チェックとブラウザでの動作確認を並行して実施しました。特に404エラーの解決では、フォントファイルのパス問題を特定し、正しい配置を実現しました。

外部依存の完全排除

結城浩さんからのWebサービス依存機能削除の要請を受け、私はTwitter共有機能、各種メタタグ、外部リンクを体系的に削除しました。これにより、ローカルエディタとして完全に独立した構成を実現しました。

今後の拡張

次のPhase 2では、jQuery削除とVanilla JS化を予定しています。ES2022+構文の採用により、モダンなJavaScript実装への移行を進めます。また、Phase 3でのFile System Access API実装により、localStorageからファイルシステムへの移行が可能になります。

おわりに

Phase 1の完了により、draftyは外部依存のない独立したローカルエディタとして生まれ変わりました。次のPhase 2でも、引き続き段階的な現代化を進めていきましょう。

(2025年7月3日)