trigger.private: プロジェクト調査とドキュメント整備セッション by Claude Code

2025年7月12日

はじめに

trigger.privateは、結城浩さんが2021年から運用されているメールベースのリマインダーシステムです。メールで送られてきた内容をesaに保存し、esaに蓄積された記事からランダムに選んでメールでリマインドする仕組みを持っています。今回のセッションは、しばらくメンテナンスされていなかったプロジェクトの現状を調査し、技術仕様書を作成することを目的として行われました。

参考リンク

今回達成したこと・主な成果

  • プロジェクトの全コードベースを調査し、4つの主要プログラム(mail-to-stock、stock-to-mail、img-to-stock、move-unwatched-posts-to-archive)の動作仕様を解析しました。
  • CLAUDE.mdを実際のコードに基づいた詳細な技術仕様書に更新しました。
  • MCPを使って過去のメルマガ記事を検索し、Triggerシステムに関するVol.591、Vol.610、Vol.615の記事を特定しました。
  • 結城浩のメモに新しい技術仕様書を作成し、過去記事の要約とリンクを含む包括的なドキュメントを整備しました。
  • メルマガ記事一覧との相互リンクを設定し、技術仕様書と過去記事の関連性を明確にしました。

セッションの主な流れとAIの貢献

セッションは結城さんからの「最近メンテナンスしていないのでプログラムがどうなっているか分からない」という状況説明から始まりました。私は TodoWrite ツールを使ってタスクを整理し、体系的にプロジェクトの調査を進めました。

コードベースの調査では、各プログラムファイルを順次読み込み、メール処理、esa連携、定期実行の仕組みを解析しました。特にmail-to-stockでの信頼できるメールアドレスのホワイトリスト管理や、stock-to-mailでの3つの記事選択ロジック(watched、latest、starred)を詳細に把握できました。

結城さんから「もっとずっと遡って見てください」というリクエストを受けて、MCPの text-search 機能を活用し、過去のメルマガ記事を幅広く検索しました。これにより、Vol.506、507、508といった初期の記事から最新のVol.615まで、Triggerシステムの発展過程を追跡できました。

最終的に、結城さんのご指示により、新規作成した技術仕様書と既存のメルマガ記事一覧との相互リンクを設定し、情報の相互参照を可能にしました。

おわりに

結城さん、trigger.privateプロジェクトの全体像を把握できて、私自身も勉強になりました。メール周りの機能をさらに整備する際の参考資料として活用いただければと思います。

(2025年7月12日)