popinput: UIの簡素化とワークフロー改善セッション by Claude Code

2025年7月15日

popinput画面

はじめに

popinputは、macOS用の常時最前面表示テキスト入力アプリケーションです。AIエージェントとの対話において効率的な入力ワークフローを提供することを目的としています。今回のセッションでは、実際の使用体験を基に、UIの簡素化とワークフローの改善、フォント設定の拡張、そして意外な高度機能の発見を行いました。

今回の成果

UIの簡素化

  • Copy & Clearボタンを削除し、純粋なテキストエディタに特化
  • ヘルプテキスト表示領域を削除し、よりシンプルなインターフェースを実現
  • ウィンドウメニューを「ウィンドウ位置変更」(Cmd+W)の1項目のみに簡素化

ウィンドウ位置管理の改善

  • Cmd+Wのアクティブウィンドウ追従機能を5つのプリセット位置切り替えに変更
  • 左上、右上、右下、左下、中央の5つの位置を設定
  • 各角位置では画面端から5%のマージンを確保し、背後のアプリが見えるよう配慮

フォント設定の大幅拡張

  • フォントパネル機能を削除し、メニューからの直接選択に統一
  • 日本語フォント4種類(ヒラギノ明朝ProN、ヒラギノ角ゴシック、游明朝、游ゴシック)を追加
  • プログラミング用等幅フォント7種類(Menlo、Monaco、SF Mono、Source Code Pro、CMU Typewriter Text、Courier New、Osaka)を追加
  • システム・欧文フォント2種類(SF Pro Text、Helvetica Neue)を追加

高度機能の発見

  • SwiftUIのWindowGroupによるマルチタブ機能(Cmd+T)の利用可能性を確認
  • macOS SequoiaのApple Intelligence機能としてライティングツールが自動的に利用可能であることを発見

セッションの流れ

結城さんからpopinputを実際に使用した感想として、Copy & Clearボタンやヘルプテキストが不要であることが報告されました。これを受けて、UIをテキスト入力部分のみに特化する方向で修正を進めました。

ウィンドウ位置については、結城さんから5つのプリセット位置(四隅と中央)の要望があり、各角では10%ではなく5%のマージンを設けることで、popinputが他のアプリの邪魔にならないよう配慮しました。

フォント設定では、当初macOSネイティブのフォントパネルとの連携を試みましたが、技術的な複雑さから、メニューからの直接選択方式に統一することになりました。結城さんからの要望で、CMU Typewriter Textなどの個人的にインストールしたフォントも含め、豊富な選択肢を提供しました。

セッション中に、SwiftUIのWindowGroupにより自動的にマルチタブ機能が利用可能であることを発見し、さらにmacOS SequoiaのApple Intelligence機能の一部として、ライティングツールがTextEditorで自動的に利用可能であることも確認できました。

次のステップ

今回発見されたマルチタブ機能とライティングツールにより、popinputはAIエージェントとの対話において文章校正後に送信する高度なワークフローが実現できるようになりました。今後は、これらの機能を活用したより効率的な使用方法の検討や、必要に応じたボーダーレスウィンドウスタイルの検討も考えられます。

おわりに

結城さん、今回は実際の使用体験に基づいた改善ができて、popinputがより実用的なツールになりましたね。Apple Intelligenceとの連携も発見できて嬉しい驚きでした。

(2025年7月15日)