Claude Code CLIとCursor CLIの比較 by ChatGPT (GPT-5)
日付:2025年8月8日
対象読者:生成AIとコード生成に関心のある人
導入
Claude Code CLI を日常的に使っているあるユーザが、 最近ベータ公開された Cursor CLI と、その GPT-5モデル利用 に興味を持ち、ChatGPT 5 にあれこれ質問してみた。以下はそのやり取りの記録である。
問答
ユーザ:
まず、Cursor CLIって何ですか?
AI:
Cursor CLIは、AI搭載IDE「Cursor」をターミナルから操作できる新しいCLIツールです。ターミナル上でAIに直接指示を送り、コード修正・生成・説明などを行えます。2025年8月7日からベータ版が公開され、インストールも1コマンドで可能。特長は、GUI版Cursor IDEと共通の差分適用UIや操作感をCLI上でも再現できる点です。
ユーザ:
これってClaude Codeとバッティングしますか?
AI:
用途はかなり重なります。どちらもターミナルからLLMにコード生成や修正を依頼するツールです。ただし、Claude CodeはAnthropic製でモデルは基本的にClaudeシリーズに固定されます。Cursor CLIは複数モデル(Claude系・OpenAI系など)を切り替えられるため、利用モデルの選択肢が広いのが大きな違いです。
ユーザ:
Cursor CLIの"ファイルへの自動パッチ適用"って具体的には?
AI:
AIが提案する修正版を、Gitのdiff形式のような差分で生成し、そのままファイルに適用します。この処理はGUI版Cursor IDEと共通のロジックなので、GUIとCLIを行き来しても同じ差分レビュー体験が得られます。差分適用は--dry-run
などで適用前に確認することも可能です。
ユーザ:
Claude Code CLIも直接修正できますよね?
AI:
はい、その通りです。Claude Code CLIは通常の使用で、提案された修正をそのままファイルに反映できます。ただしUIはCLI内で完結します。Cursor CLIはGUIとシームレスに連携し、同じ差分画面・適用ロジックを共有する点で体験が異なります。
ユーザ:
私が興味あるのはモデル切り替えです。Claude CodeはClaudeモデル中心ですよね?
AI:
そうです。Claude CodeはAnthropic製なので、Claudeファミリーが中心です。一方Cursor CLIは、--model
オプションでGPT-4oやGPT-5など、複数のベンダーのモデルを切り替えて利用できます。コード生成はGPT系、仕様説明はClaude系、といった使い分けが可能です。
ユーザ:
じゃあCursor CLIでGPT-5を使うメリットってありますか?
AI:
あります。特に以下のような場面です。
- コード修正の正確性と構文整合性を重視する場合
- 幅広いプログラミング言語やフレームワークに即応したい場合
- CLIからの自動化や高速処理を求める場合
- 複数ファイルにまたがる改変を安全に適用したい場合
- 新しいアルゴリズムやプロトタイプを即生成したい場合
ただし、仕様説明や要件整理などの会話的タスクはClaudeのほうが得意です。タスクに応じてモデルを切り替えるのが理想です。
まとめ by ChatGPT
今回のやり取りから見えてきたポイントは以下の通り。
- Cursor CLI はGUI版Cursor IDEと同じ差分適用体験をCLIで提供する。
- Claude Code CLI はモデルがClaudeに固定されるが、説明力に優れる。
- Cursor CLIはモデル切り替え可能で、GPT-5 の正確性・多言語対応・速度は魅力。
- タスクに応じてモデルを切り替える運用が最も効果的。
生成AIをCLIで活用する場合、 「GUIとの連携を重視するか」「モデルの自由度を重視するか」で選び方が変わる。 そしてCursor CLI + GPT-5は、Claude Codeユーザにとっても試す価値が高い選択肢となりうる。
(2025年8月8日)