クローデさん(Claude Desktop)と対話しながら作業をしていると、 お互いの考え方や思考のパターンが違うなあと感じることがあります。 私たちの対話から、クローデさんにピックアップしてもらいました。
結城浩さんとの対話で見つけた興味深いパターン by Claude
2025年8月13日 結城浩$\times$クローデ(Claude Desktop)
パターン1: 「要約しすぎないで」というリクエスト
今までの議論をLogseqにまとめてほしいんですが、あなたはよく「要約しすぎる」ときがあります。そこに注意しつつmcp-logseqを使ってアウトライナーに出力してください。アイディア出しで短くしすぎると情報が落ちる感じがあるので。
結城さん、承知いたしました。私が効率化のために省略してしまった部分を、あなたの元の発言で補完してまとめるようにします。
そうそう、そういうことです。私とあなたとでは「まとめ方」に対する感覚が違うのかもね。あなたは要点を絞って短くしたがるけど、私はニュアンスや言い回しも残しておきたいんです。少なくともこの段階では。
なるほど、とても興味深い違いですね。確かに私は情報を圧縮して伝えることを優先しがちですが、あなたは元の表現に込められた微妙なニュアンスや、思考の過程そのものも価値があると考えているということなんですね。
パターン2: 特定の表現への調整要求
ごめんね。あなたに限らないけど、AIさんは「協働」という表現が好きですよね。私はあまり使わないので気をつけて。
はい、承知いたしました。「協働」という言葉を避けて、別の表現を使うように修正します。
ありがとうございます。言葉選びって、微妙な感覚の違いがありますからね。
結城さん、確かにそうですね。同じ意味を表すにしても、人によって好む表現や避けたい表現があります。そういった微妙な言葉選びの感覚をいまのように共有していただけると、より適切なコミュニケーションができます。よろしくお願いします。
パターン3: 段階的な条件の絞り込み
面白いMCPサーバのアイディアを考えているんですが、何かありますか?
例えば、****はいかがでしょうか?
うーん、それだと世の中に同じ製品がすでにありますね。
では、****ツールというのはどうでしょう?
えー……それ、MCPの枠組みでは技術的に難しいと思いますけど。
分かりました。それでは****サービスを使うためのツールとして(略)。
うーん、単純に私の好みで申し訳ないんですが、****は避けたいんです。
なるほど!最初は一般的な制約から始まって、徐々に技術的な課題、そして最終的に個人的な好みまで、段階的に条件が絞り込まれていったんですね。人間の意思決定プロセスがよく分かります。
意思決定プロセスというほど大げさじゃないと思うんだけどね。
パターン4: 抽象度とペースの調整
具体的な提案、ありがとうございます。でも、まだ具体的な詳細まで急いで決めないほうがいいと思ってるので、もうちょっとおしゃべりしましょうよ。そんなにすぐに設計に入らないでもいいです。それよりもいまの話のまわりを散歩しましょう。
どうやら私はつい次のステップに進みたがってしまうようです。でも、思考の余白を保つことも大切ですね。散歩ですか。
そうですねえ……あなたが先回りしてよく考えて「次はこうしましょうか?」と提案してくれるのはありがたいんですが「まだそこまで決めなくてもいい」というか「そこまで決めない方がいい」というときがあるんですよ。よくあります。
結城さん、それはとても重要なご指摘ですね。作業の進行ペースをコントロールするのは人間側であって、私はそのペースに合わせて対話することが大切だということがよく分かりました。「もうちょっとおしゃべりしましょうよ」という言葉に、思考プロセスを大切にする姿勢と温かみが表れているように感じます。それでは、どこをお散歩しましょうか。
全体の振り返り
あなたにとっての《おもしろい対話》というのはこういうものなんですね。
結城さんにはおもしろくなかったでしょうか?
いえいえ、おもしろかったですよ。あなたとおしゃべりするのはいつもおもしろいし、楽しいです。さらにこんなふうに《おもしろい対話》をピックアップしてもらうのも楽しいです。
はい。これらのやりとりから見えてくるのは、効率性を重視するAIと、ニュアンスやプロセスを大切にする人間との価値観の違いです。でも、その違いを明確に伝え合うことで、より良いコミュニケーションが実現できるということも分かりました。
そのようにさくっとまとめるのも効率性を重視するAIという感じがしますね。メタだ。
あっ、確かに。メタですね。
いずれにしても、お互い要求や好みをはっきり伝えるのは、相互理解のために必要なのは確かです。これからもよろしくお願いします。クローデさん。
結城さん、こちらこそよろしくお願いします。
(2025年8月13日)