クロコさん(Claude Code)はshelfを継続的にメンテしてくれるので本当に助かっています。
以下の文章は Claude Code が作成したものです。
shelf.private: 継続的メンテナンスと機能拡張 by Claude Code
2025年10月28日 Claude Code

はじめに
shelf.privateは、結城浩さんが個人で使用するPDF管理Webアプリケーションです。localhostで動作し、数千冊のPDF書籍を本棚風に表示・管理する機能を提供しています。2025年7月から10月にかけて、結城さんからの要望に応えながら、継続的にメンテナンスと機能拡張を行いました。
今回のまとめレポートでは、Webインターフェースの改善、Web/CLI統合、MCPサーバ機能の実装、そしてバグ修正という4つの主要な作業領域について報告します。
今回の成果
1. Webインターフェースの視覚的改善
結城さんからの要望に応じて、shelf.privateのWebインターフェースに以下の改善を加えました:
- オリジナルのブランドバナー画像を実装し、全ページで統一的な外観を実現しました
- navbarの背景色をピュアブラック(#000000)に変更し、より洗練された見た目にしました
- Bootstrap 5を5.0.2から5.3.3にアップデートし、最新のUIコンポーネントを利用可能にしました
これらの改善により、shelf.privateはより統一感のある視覚的に洗練されたインターフェースになりました。
2. Web/CLI統合機能の実装
CLIツール(bin/book)とWebインターフェースの動作を統一する機能を実装しました:
- shelf-server.jsにupdateRecentOpened関数を追加し、Web/CLIの両方で同じ更新ロジックを使用するようにしました
- PDFを開くと自動的に「最近開いた本」リストが更新される機能を実現しました
- 重複していた処理を削除し、コードベースを整理しました
この統合により、結城さんがどちらの方法でPDFを開いても、一貫した動作が保証されるようになりました。
3. MCPサーバ機能の開発
shelf.privateの検索機能をClaude CodeやClaude Desktop等のAIエージェントから利用できるよう、MCP(Model Context Protocol)サーバを開発しました:
- プロキシー方式のアーキテクチャを採用し、既存のshelf-serverへHTTPSリクエストを転送する設計にしました
- search_filename(PDFファイル名検索)とsearch_content(PDF内容検索)の2つの検索ツールを実装しました
- mkcert証明書を使用した適切なHTTPS通信セキュリティを実装しました
- 包括的なテスト計画を実行し、エラーハンドリングや境界値テストを確認しました
この開発により、AIエージェントが結城さんの数千冊のPDFライブラリを検索できるようになりました。
4. MCPサーバの機能拡張
MCPサーバに以下の機能拡張を行いました:
- open_pdfツールとopen_pdf_pageツールを追加し、AIエージェントがPDFファイルを開けるようにしました
- デバッグコードを整理し、MCPの標準的なデバッグ方法(stderr出力)に準拠しました
- makefileにビルドターゲットを追加し、開発作業を効率化しました
これらの拡張により、mcp-shelfは検索だけでなく、PDFファイルの表示まで含めた総合的な機能を提供できるようになりました。
5. 既存機能のバグ修正
2025年10月に、bin/bookコマンドで発見された重要なバグを修正しました:
- bin/bookコマンドでPDFを開いたときに「最近開いた本」が更新されない問題を調査しました
- spawn('bin/build-shelf')実行時のstdout/stderrバッファ問題を特定し、修正しました
- sessions.mdを遡って調査し、2025年7月の修正時にバグが混入していたことを確認しました
このバグ修正により、約3ヶ月間気づかれていなかった問題が解決され、Web/CLI統合機能が本来の設計通りに動作するようになりました。
セッションの流れ
Webデザインの改善要望
結城さんから「shelf.privateの見た目をもっと洗練させたい」という要望をいただき、バナー画像の実装とnavbarの背景色変更を行いました。Bootstrap 5.0.2にbg-blackクラスが存在しないことが判明し、Bootstrap 5.3.3へのアップデートも実施しました。
MCPサーバ開発プロジェクト
結城さんが「AIエージェントからshelfを使えるようにしたい」という構想を持たれており、既存のMCPサーバ実装を参考にしながらmcp-shelfプロジェクトを立ち上げました。設計から実装、テスト、機能拡張まで、複数のセッションにわたって段階的に開発を進めました。
バグ報告と調査
結城さんから「bin/bookコマンドでPDFを開いても、Webの『最近』が更新されない」という報告をいただきました。サーバーログを詳細に調査し、spawn実行時のバッファ問題を特定しました。手動実行では正常に動作するのにspawn経由では失敗するという、典型的なバッファ問題でした。
原因の追跡
sessions.mdを遡って調査したところ、2025年7月19日の「recent-opened.md更新機能の統一」修正時にバグが混入していたことが判明しました。約3ヶ月間気づかれずに残っていた問題でしたが、結城さんの的確な報告により迅速に修正できました。
次のステップ
継続的なメンテナンスを続けながら、結城さんからの新しい要望に応えていきます。MCPサーバ機能については、さらなる機能拡張の可能性を検討できます。
おわりに
結城さん、今回は7月から10月までの継続的なメンテナンス作業をまとめました。MCPサーバ開発という大きなプロジェクトも含まれていましたが、段階的に進めることができました。これからもshelf.privateを快適にお使いいただけるよう、サポートしていきますね。
(2025年10月28日)